2009年10月27日
イップス
イップスという用語は、1930年前後に活躍したプロゴルファーのトミー・アーマーが、この症状によってトーナメントからの引退を余儀なくされたことで知られるようになった。この症状を説明するために、ゴルファーの間では「ショートパット恐怖症 (twitches)」「よろけ (staggers)」「イライラ (jitters)」「ひきつり (jerks)」などの表現がされてきた。
イップスの影響はすべての熟達したゴルファーの半数から4分の1くらいに及ぶという。アメリカ・ミネソタ州の大病院メイヨー・クリニックの研究者によれば、すべての競技ゴルファーのうち33%〜48%にイップスの経験がある。25年以上プレーしているゴルファーにそうなりやすい傾向があるようである。
しかし、イップスの正確な原因というのは未だ決め手がない。一つの可能性として、あるタイプのゴルファーに関して言えばそういった現象は加齢に伴う脳の生化学的変化の結果ではないかと考えられている。プレーに関係する筋肉を使いすぎたり、協調や精神集中に迫られることで、問題が悪化する場合もある。また別に、イップスの本当の原因として局所性ジストニア (focal dystonia) がその可能性の一つとして言及されることもある。
治療
最初は原因を発見して失敗した場面を直視することから始まる。無意識に身体が拒否反応しているので小さい部分から徐々に成功体験させて自信を体感させる。これには精神的に覚悟や開き直りを求めるもので、失うものがある人にはきついものになる。
また別に、単なるスランプや緊張からくるあがり、あるいは精神的な病気が原因ではなく、運動障害であるジストニアが疑われる場合には、職業性ジストニアの治療に準じた治療が少数の医療機関にて行われつつある。このような現状は国内ではあまり知られていないが、国内、海外の医学論文から知ることができる。
ゴルフの他にイップスが見られるスポーツとして、テニスやオージーフットボール、クリケット、野球などが挙げられる。アルゼンチンのテニスプレイヤー、ギエルモ・コリアは、世界ランク3位に位置していながらサービスのイップスに苦しんでいた。オーストラリアン・フットボールリーグ、セント・キルダのニック・リーウォルドもキックのイップスに罹った。クリケットでは、キース・メドリコットなどイップスに罹った複数の投手が、投球動作を終える前にボールを手放してしまう症状を抱えていた。
また、野球では同義語として「送球恐怖症」ともいわれる。投手、捕手、内野手に見られ(外野手もならないわけではない)、特に投手と内野手には繊細なコントロールが要求されるため、死球や暴投などのトラウマからイップスに陥る場合が多いとされている。イップスが原因でコンバートされる選手も少なくない。イップスが原因で守備コンバートを余儀なくされた選手に田口壮、三浦貴、土橋勝征などがいるが、荒木雅博や岩本勉のように克服する例や、田口や土橋のようにコンバート後に開花する例もある。
『ウィキペディア(Wikipedia)』引用
イップスという用語について意味を始めて知りました。
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